人気ドッグフード、「うまか(UMAKA)」と「このこのごはん」を5つの項目で比較してみました。
今回は、ドッグフードを購入する際に基本となる「1.料金」「2.原材料」「3.カロリー」「4.粒のサイズ」「5.特徴」を徹底比較しています。両社の良いところ悪いところ包む隠さずお伝えしていきます。
どちらを買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。
「うまか(UMAKA)」と「このこのごはん」を5つの項目で比較しました!
1.料金で比較 | 通常購入or定期購入、配送料などの料金で比較してみました。 |
2.原材料で比較 | 主原料をはじめ、使用されている原材料で比較してみました。 |
3.カロリーで比較 | 100gあたりのカロリーや成分で比較してみました。 |
4.粒のサイズで比較 | それぞれのフードのひと粒と食べやすさで比較してみました。 |
5.特徴で比較 | フードの特徴とメリットで比較してみました。 |
上記の5つの項目で、うまか(UMAKA)とこのこのごはんを比較してみました。知りたい項目からチェックできるようにクリックして飛べるようになっています。
1.「うまか(UMAKA)」と「このこのごはん」を料金で比較!
うまか(UMAKA) | このこのごはん | |
販売容量 | 1.5kg | 1kg |
通常購入の料金 | 5,478円 | 3,850円 |
定期購入の料金 | 初回購入 3,278円
2回目以降① 1袋購入 4,930円 2回目以降② 2袋以上の購入で4,820円 |
3,278円 ※個数、購入回数不問 |
配送料 |
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コスト/1日 | 249円 | 386円 |
※2023年3月時点、金額表記は税込み、コスト計算は、6キロの健康な成犬(去勢・避妊手術済み)を想定し算出しています。
単品購入(通常購入の1回きりの購入)としてみるとうまか(UMAKA)の方がこのこのごはんより高く見えます。しかし、販売容量が違うこともあるので、
- うまか1.5kgで5,478円
と対等に比べるのであれば、このこのごはんを1.5kgで計算する必要があり、
- 3,850円+1,925円(500g分:3,850円÷2)=5,775円
になるので、大した差はないことがわかりました。
ほとんど同じ金額なんですね♪
送料は定期購入であれば双方初回無料ですし、単価と販売容量を考えると、定期購入で買う場合の送料条件も見合っている印象です。そのため料金という意味では、明らかにどっちが得(安い)ということもなく、ほぼ同等と考えていいでしょう。
それに、1kgだとしても1.5kgだとしても、どちらも食べきるのに時間がかかって、フードが劣化するような心配もなさそうです。ちなみに、どちらのフードも開封後は1ヶ月以内に食べきるようにという記載があります。
※補足ですが、未開封であれば、うまか(UMAKA)は製造年月日より1年、このこのごは2年の賞味期限があります。
何キロでの販売か、賞味期限はいつまでかというのも意外に大事!
うまか(UMAKA)は1.5kgですが、1ヶ月30日と考えると1日50g以上の給餌量、このこのごはんは1kgなので、1ヶ月33.3g以上食べていれば、開封後の期限以内にも食べきれる計算です。
3kg以下の超小型犬で、少量しか食べない子でもない限り、この給餌量を下回ることはありませんので、余って困るということもないでしょう。
こういう場合には、他の比較項目から、どちらが愛犬に合いそうかを考えた方がいいですね♪
2.「うまか(UMAKA)」と「このこのごはん」を原材料で比較!
うまか(UMAKA) | このこのごはん | |
主原料 | 鶏肉(九州産「華味鳥」) | 鶏肉(ササミ、レバー) |
その他 | 大麦、玄米、かつお節、大豆、ビール酵母、チキンエキス、米油、卵黄粉末、発酵調味液、フラクトオリゴ糖、りんご、にんじん、かぼちゃ、昆布、しいたけ、コンドロイチン、セレン酵母、しょうが、ビフィズス菌、グルコサミン、L-トレオニン、ミネラル類(牛骨カルシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム)
引用元:うまか(UMAKA)公式 |
大麦、玄米、ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄、鹿肉、まぐろ、青パパイヤ末、モリンガ、さつまいも、わかめ、乳酸菌、昆布、セレン酵母、L-トレオニン、ミネラル類(牛骨カルシウム、卵殻カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB2、パントテン酸カルシウム、ビタミンB12、ビタミンD、ビタミンE)
引用元:このこのごはん公式 |
うまか(UMAKA)もこのこのごはんもどちらもが、ヒューマングレードの鶏肉が主原料です。どちらも良質なたんぱく質がしっかり取れて、消化吸収もよさそうですし、質に関しては問題ありません。
しかし、うまか(UMAKA)は、
- 博多の水炊き料亭が作ったドッグフード
- その飲食店でも提供されている『華味鳥』というブランド鶏肉を採用
- 動物性のたんぱく質は鶏肉のみ
一方、このこのごはんは
- 九州産の鶏肉を使用している
- 肉原料はすべて生肉の状態から製造(一部サイトで、華味鳥が使用されているという記載がありますが、公式では華味鳥を使用しているという明言はしていません)
- 主原料は鶏肉ですが、鶏肉として利用している部位はささみ・レバーのみで、他にも動物性たんぱく質として鹿肉、まぐろも配合されている
という違いがあります。
このこのごはんのみに配合されている鹿肉は、高たんぱく低カロリーでアレルギー対策にもおすすめです。また、まぐろも高たんぱく低カロリーであり、かつ、魚特有の栄養素、不飽和脂肪酸(DHAとEPA)を含む食材ですので、被毛ケアに効果が期待できます。
ついでに、それぞれのフードの不飽和脂肪酸を含む食材を確認してみたところ、鰹節・昆布・わかめが不飽和脂肪酸を含む食材なのですが、
- 昆布と鰹節は双方に含まれている
- このこのごはんにのみ、わかめ(と、マグロ)が配合されている
ので、被毛ケアを考える人には、不飽和脂肪酸がうまか(UMAKA)やりも多い、「このこのごはん」の方がいいかもしれませんね!
また、その他の原材料について、それぞれ違う部分を赤字で表記してありますが、使用されている野菜(果物)が違うことと、整腸作用が期待できる成分がビフィズス菌か乳酸菌かの違いがありました。ただ、ほぼ成分は似ているものです。
うまか(UMAKA)のカボチャやしいたけも食物繊維が豊富ですし、このこのごはんのサツマイモも食物繊維が豊富なので。
それよりも確認しておきたい、うまか(UMAKA)とこのこのごはんの大きな違いは、2つ。
うまか(UMAKA)にはグルコサミン・コンドロイチンが配合されている
このこのごはんはモリンガや青パパイヤが配合されている!
ということです。
うまか(UMAKA)には関節ケアができる成分であるグルコサミン・コンドロイチンが配合されているので、パテラ(脱臼)に悩む子や、シニア犬や運動量が多い子の関節ケアにも、効果が期待できます。
一方、このこのごはんは、免疫力のアップ・抗炎症作用などが期待できるモリンガ、抗酸化作用(老化防止)があるポリフェノールやコラーゲン生成を助けるビタミンCが豊富な青パパイヤが配合されていました。
直接関節ケア成分を摂取するというよりも、ドッグフードから老化予防とアレルギー予防をするという印象です。
3.「うまか(UMAKA)」と「このこのごはん」をカロリーで比較!
うまか(UMAKA) | このこのごはん | |
100gあたり | 350kcal | 343kca |
給餌量 | 114g | 117g |
成分 |
引用元:うまか(UMAKA)公式 |
引用元:このこのごはん公式 |
※給餌量については6キロの健康な成犬(去勢・避妊手術済み)を想定し算出しています。
比べやくすできるように、犬のサイズやライフステージを設定して算出してみましたが、カロリーも給餌量に関しても大した差異はありませんでした。
ただ、そこまでカロリーに違いがあるようには感じないのですが、成分表を確認してみると、うまか(UMAKA)の方がこのこのごはんよりも脂質が高いのがわかります。ちなみに、たんぱく質や繊維、水分量などはさほど差はありません。
余談ですが、粗繊維量に大差があれば便の量に違いが出てくることも考えられるのですが、この2つのフードでは、特段、繊維量の差はないので気にする必要はないでしょう。
では、脂質量の違いについてですが、これは配合されている原材料が違うため、当然のことなのですが、おそらくこの差は、
だからだと考えられます。
そのため、
- 太りやすい子や量を少しでも多く食べたい子などは「このこのごはん」
- 小食であまりたくさん食べてくれない子や、体重を増やさないといけないような子は「うまか(UMAKA)」
という選択の仕方をしてみてもいいかもしれませんね。
4.「うまか(UMAKA)」と「このこのごはん」を粒のサイズで比較!
うまか(UMAKA) | このこのごはん | |
サイズ | 縦10mm前後、幅5mm前後 | 直径7~8mm |
粒の形状 | 平たい楕円型 ※ラグビーボール型 | コイン型 |
食いつき | 鰹節の香りで食いつきは良好 | 鰹節の香りで食いつきは良好 |
うまか(UMAKA)もこのこのごはんも、粒は平たいタイプのフードなので、食べにくいというサイズではなさそうです。
実際に、うまか(UMAKA)もこのこのごはんも「食べづらそう」などという口コミもなかったので、サイズに関しては心配しなくていいでしょう。
平たいタイプのフードのメリットは、
などがあります。大きいサイズのものや、厚みがある粒状のフードだと、噛みにくかったり消化しにくっかったりすることがありますが、うまか(UMAKA)もこのこのごはんも、そういった心配は無用です。
うまか(UMAKA)は楕円形ということもあり、縦10mmって少し大きいかも…と感じるかもしれませんが、幅が最大のとろこで5mmなので、超小型犬~小型犬でも問題なく食べられるサイズといえます。
また、どちらも鰹節をふんだんに使用していることもあり、食いつきも十分によいことが想定されます。強いて言うならば、うまか(UMAKA)は、このこのごはんには入っていない、チキンエキスや発酵調味料が配合されているため、食いつきは若干上回るかもしれません。
ただ、いずれにしても、粒のサイズ・香りという意味では条件は良いですし、双方ほぼ同等と判断しても問題なさそうです。
5.「うまか(UMAKA)」と「このこのごはん」を特徴で比較!
うまか(UMAKA) | このこのごはん | |
特徴① | 関節ケア成分が入っている | 鹿肉・まぐろも使用している |
特徴② | ほどよい量の野菜の配合 | 乳酸菌はお米由来のもの |
特徴③ | 単一動物性たんぱく質 | アレルギー対策にいい |
まず、特徴についてお伝えする前に、双方とも鶏が多く配合されているフードなので、チキンアレルギーの子には不向きです。しかし、そういった前提とはいえ、どちらもアレルギーに配慮したドッグフードないう印象があります。
うまか(UMAKA)は、動物性のお肉を鶏肉のみにすることにより、豚肉や牛肉などにアレルギーがある子でも食べられるドッグフードです。
反面、このこのごはんは、鶏のお肉といっても、ささみとレバーのみ使用にすることによって、鶏むね肉や鶏もも肉の摂取は避け、その分、低アレルゲンの鹿肉やマグロを配合しているため、アレルギー反応を分散させるメリットがります。
犬によっても個体差があるから、愛犬に合わせて選らんでみて!
どっちが良い悪いというわけではなく、
- 鶏肉は大丈夫だけど他のお肉にアレルギーがある子なら『うまか(UMAKA)』
- 鶏ももや鶏むねは避けたい。低アレルゲンのお肉がいい子なら『このこのごはん』
という判断で選ぶと良いですね♪
また、うまか(UMAKA)もこのこのごはんも、
などといった、愛犬の健康のために必要な栄養素は十分です。なので、こういった悩みがある人にとってはどちらを選んでも問題ないといえます。フード難民・フードジプシーな子にもどちらもおすすめできるドッグフードですし。
しかし、一番の違いを挙げるとすると、
- うまか(UMAKA)は軟骨を補強するグルコサミン・コンドロイチンが配合されていること
- このこのごはんは、乳酸菌がお米由来のものであり、乳製品由来ではないこと
この違いは大きいかも知れません。
たとえば、愛犬の関節に心配ごとがある人にとっては、うまか(UMAKA)の成分は魅力的に感じるでしょうし、乳製品にアレルギーがある子を飼っている人の場合、整腸作用のある乳酸菌が、乳製品由来ではないこのこのごはんは大変メリットになることでしょう。
それと、もうひとつお伝えしておくと、配合されている食材の数にも違いがあります。
うまか(UMAKA) | 大麦、玄米、かつお節、大豆、ビール酵母、チキンエキス、米油、卵黄粉末、発酵調味液、フラクトオリゴ糖、りんご、にんじん、かぼちゃ、昆布、しいたけ、セレン酵母、しょうが (18品種) |
このこのごはん | 大麦、玄米、ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄、鹿肉、まぐろ、青パパイヤ末、モリンガ、さつまいも、わかめ、乳酸菌、昆布、セレン酵母 (15品種) |
天然添加物や特定の栄養素を除いた原材料の数が、うまか(UMAKA)の方が多いですよね。
これも、どっちがいいかは意見が分かれるポイント。
あまりたくさんの成分が入っていると、アレルゲン(抗原物質)の特定ができないから、もしアレルギー反応が出たら不安…という人もいますし、食材を多く取らせたいから使われている方が、色んな栄養素が取れて良いという人もいます。
というのは、正直、どっちもどっちです。
アレルギー体質の子は原材料が少ないドッグフード、色んなものが食べられる子は原材料にたくさんの野菜や果物、お肉が使用されているドッグフードという選び方をしてみるといいかもしれませんね♪
「うまか(UMAKA)」をおすすめの方はこんな人!
これまでご紹介してきた内容を総合して、「うまか(UMAKA)」がおすすめな人は以下のような人が挙げられます。
秀でて異なる部分は、脂質量・鶏肉以外のお肉を使用していないこと・関節ケア成分が入っていることです。
とはいえ、うまか(UMAKA)は他のドッグフードと比べてカロリーが高すぎるというわけでもありませんし、むしろ、平均から平均を少し下回るくらいだと思いますので、そんなにカロリー・脂質量にまで気に取られる必要はないのかもしれません。
そういった意味で、ご紹介してきた単一の動物性たんぱく質、グルコサミン・コンドロイチンの配合というメリットを欲する人におすすめです。
グルコサミン・コンドロイチンが入っているフードって少ないんだ!
また、1.5kgの容量なので、今回比較したこのこのごはんでもわかるように、類似するヒューマングレードのドッグフードの中でも比較的、容量は多めな方なフードに該当します。
500g、800g、1kgという容量での販売のものが多いので、1.5kgともなると注文頻度もそんなに多くなくてもいいでしょう。
少量サイズでの販売しかないフードは鮮度を保てるメリットもある反面、ストックを何袋かもっておかないと気付いたらすぐになくなってしまいます。
いくら定期便購入ができるといっても、「先日頼んだばっかなのに、またか…」と、常にストックと注文にヒヤヒヤしないといけないですもんね。送料無料になる上に、購入単価も安くなる2袋以上の購入で、ストックしておくこともできますよね♪
「このこのごはん」をおすすめの方はこんな人!
これまで比較してきてわかったことなどを総合して、「このこのごはん」がおすすめな人は以下のような人が挙げられます。
一番の強みは乳酸菌が乳製品ではないことと、鶏肉以外の鹿肉やマグロが配合されていることです。高たんぱく低脂質なので、運動量が減っている子や太りやすい子にもおすすめできます。
乳酸菌が入っていると整腸作用を期待できるのですが、乳製品にアレルギーを起こしてしまう子もいるので、大変嬉しいメリットではないでしょうか?
ちなみに、原材料が少ないことや、低アレルゲンの食材(鹿肉やモリンガなど)を配合していることもあり、鶏肉以外のお肉にアレルギーがない子なのであれば、うまか(UMAKA)よりもこのこのごはんの方がアレルギー対策にはいいかもしれません。
アレルギー対策には低アレルゲンの食材が一番♪
それと、被毛ケアにいい成分はうまか(UMAKA)よりもこのこのごはんの方が、被毛にいい成分が入っているので、愛犬にふわふわ・つやつやの毛質になって欲しい人にはおすすめです。あるいは、皮膚炎などから毛艶が悪くなっている子にもおすすめできます。
また、グルコサミン・コンドロイチンは配合されていませんが、抗酸化作用のある青パパイヤなども入っていることから、老化スピードをゆっくりにするという意味では、関節ケアも十分に可能です。
そのためまだ、「関節ケアは大丈夫かな、それよりアレルギー対策!」という人の場合は、このこのごはんの方がいいかもしれませんね♪
なお、1kgパックでの販売しかありませんが、そんなに大きな袋ではないので、ストックする場所に困ることはさほどないでしょうし、送料無料になる4袋分買ってもいいでしょうし。
さきに少し触れていますが、このこのごはんは未開封の場合、賞味期限は製造年月日から2年もあるので、まとめ買いしておいて、使いやすいサイクルで購入するようにしておくと、上手に管理できると思いますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は人気のドッグフード「うまか(UMAKA)」と「このこのごはん」の違いを5つご紹介してきました。
うまか(UMAKA)とこのこのごはんは結構比較して検討する方も多いのですが、実は「●●」と「●●」で比較する方の方が多いんです。
詳しくは「●●を5つの項目で比較!」こちらにまとめましたので気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
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