オリジン(Orijen)ドッグフードの悪い評判から良い口コミまで徹底解説!

口コミ

オリジン(Orijen)は、アカナ(ACANA)と同じメーカーが手掛ける、生物学的な栄養素をとことん追求して誕生したドッグフードです。

ホールプレイ(丸ごと)の食材を使用している特徴があり、2020年、2021年には「ドッグフード総合最優秀賞」も受賞しています。

そんなオリジン(Orijen)のドッグフードには、

  • パピー用~シニア犬用
  • 小型犬~大型犬用
  • ダイエット用、アレルギー対策用

などさまざまな種類がありますが、今回は小型犬でも食べやすい「オリジン スモールブリード」やオリジンのスタンダード商品「オリジン オリジナル」の口コミを中心にご紹介したいと思います。

※スモールブリードは販売されてからまだ日が浅く口コミが少なかったです。

実際に調べてみると、良い口コミ~悪い評判までありました。ここではあくまでも中立的な立場で嘘なく真実を伝えていけたらと思います。

「オリジン(Orijen)」を購入しようかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。オリジン(Orijen)の公式サイトはこちら

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オリジン(Orijen)の基本情報

製造会社名 Champion Petfoods
料金 ※販売会社によって異なる
配送料 ※販売会社によって異なる
容量
  • スモールブリード 1.8kg、4.5kg
  • オリジナル
主原料
  • スモールブリード 七面鳥、鶏肉、うずら肉
  • オリジナル 鶏肉、七面鳥
粒のサイズと形状
  • スモールブリード 直径8mm~10mm、平たい粒型
  • オリジナル 直径10mm~13mm、コイン型
カロリー
  • スモールブリード 390kcal/100g
  • オリジナル 386kcal/100g
タイプ ドライ
ポイント グレインフリー、無着色・無香料、ヒューマングレード
会社ホームページ https://championpetfoods.com/en
公式商品サイト https://www.orijen.net/
購入先 独自で運営するオンラインショッピングサイトはナシ※楽天やAmazonなどの主要ショッピングサイトやホームセンターで購入可能

※2023年3月時点、料金は税込み表示です。

オリジン(Orijen)の基本情報をまずはご紹介しました。なお、最新の人気ドッグフードを知りたい方は「【2023年最新】ドッグフードおすすめ10選を人気の20商品から比較!」をまず先にチェックしておきましょう。※↑クリックできます

 

オリジン(Orijen)の良い口コミをまとめました!

オリジン(Orijen)の良い口コミを15件、中立~悪い口コミを5件を「インスタ」「ツイッター」を中心にその他ネット上からまとめてみました。

オリジン(Orijen)のツイッターでの良い口コミ5件

成分がしっかりしているのが一番だね!

トイプードルの私だって食べられるんだよ~♪

食いつきが良いフードを与えられると嬉しいですよね!

愛犬に合うフードが見つかってよかったですね!

美味しい匂いってわかるんだ♪

ツイッターのの口コミを調べてみたところ、以下のような口コミが多くありました。

  • 皮膚炎涙やけが改善した
  • 好き嫌いが激しい子でもがっついて食べる
  • アレルギーがある子でも食べられる
  • 大粒といわれているけど小型犬でもよく食べる

フードの食いつきが良いアレルギー症状が軽減されるというのは、飼い主さんとしても嬉しい情報ではないでしょうか?中には好き嫌いが激しい子でも、これは食べてくれるという口コミもありました。

愛犬がフードジプシーで悩んでいる人って結構多いんですよね。良いと評判のものを片っ端から試してみては、食べないストックを持つことになる…なんて悲しい現状になっている人は、試してみる価値はあるのではないでしょうか。

でも、なぜこんなに食いつきが良いのか、アレルギー症状にいいと言われるのか、気になったので調べてみたところ、以下のような記載がありました。

 

オリジン(Orijen)の基本理念「ファースト5」とは?

ファースト5

多くの他社ペットフードの原材料一覧を見ると、動物性タンパク質は第一原材料のみであることがあります。オリジンは常に第5原材料まで動物性タンパク質を使用しており、トウモロコシやタピオカ、ジャガイモなどの低価格な原材料は使用していません。

引用元:オリジン(Orijen)公式サイト

ペットフードの原材料の表記は、「ペットフードの表示に関する公正競争規約・施行規則において、使用料の多い順に表記するように定められています。その上位1~5位にあたる食材はすべて、肉・魚など動物性の素材にしてあるということなんです。

人間を含む動物が生きるのに欠かせない、三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)。その3つのバランスを100として考えると、たんぱく質の必要量は人間は18%なのに対して、犬は25%も必要です。食事の1/4にたんぱく質が入っている必要があります。

人間からしたら、

こんなにお肉(&魚)を食べて良いの?

と思うくらいの動物性たんぱく質が必要なのです。しかし安価なフードの場合、動物性たんぱく質ではなく、

  1. コストを抑えられて
  2. かさ増しもできて
  3. フードがまとまりやすくなる成分を多く含む

野菜や穀物(じゃがいも・トウモロコシ・小麦)で補っている傾向があります。

じゃがいも・トウモロコシも炭水化物は豊富なのですが、脂質や糖質が高いので肥満に注意が必要な食材です。また、トウモロコシは小麦のたんぱく質構造に似ていることもあり、アレルゲンになる可能性もある食べ物ですから、できれば避けたいところ…。(トウモロコシにアレルギーが出ない子もいますよ♪)

一方、オリジン(Orijen)は穀物不使用(グレインフリー)、かつ、使用原材料の上位5位は動物性たんぱく質でできているのですから、これは評価すべきことなのがわかりますよね。犬も本能的に高たんぱくのフードを求めているので、食いつきのよさとして現れているのではないでしょうか。

実際他のフードメーカーのものを調べたら、1~3位はお肉でも次に、オーツ麦や全粒粉などが入っていました。具体的にわかるように、実際に確認してみましょう!

生七面鳥肉, 新鮮鶏肉, 生ウズラ肉 , 生の丸ごとヘイク, 生の丸ごとニシン, 生七面鳥レバー , 新鮮鶏内臓 (レバー, 心臓), 新鮮卵 ,ディハイドレート七面鳥肉 , ディハイドレート鶏肉 , ディハイドレートニシン, ディハイドレート鶏レバー , ディハイドレート卵, 丸ごと赤レンズ豆, 丸ごとピント豆, 丸ごと緑レンズ豆, 鶏脂肪, 丸ごと白インゲン豆, 丸ごとヒヨコ豆, レンズ豆繊維, 丸ごとエンドウ豆, ポロック油 , エンドウ豆スターチ, 乾燥ケルプ, ニュージーランド緑イ貝, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮丸ごとカボチャ, 塩, 新鮮丸ごとリンゴ, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮丸ごと洋梨, 新鮮丸ごとズッキーニ, 乾燥チコリールート, 新鮮ビートの葉, 新鮮ケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮カブラ菜, 丸ごとクランベリー, 丸ごとブルーベリー, 丸ごとサスカトゥーンベリー, ターメリック, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ

酸化防止剤: 植物油から抽出したトコフェロール, クエン酸, ローズマリーエキス

添加栄養素:亜鉛, 銅, ビタミンB1, ビタミンB5, ビタミンE

添加腸球菌:エンテロコッカスフェシウム菌

引用元:オリジン(Orijen)公式サイト/スモールブリード

※ヘイク:魚の名前、ディハイドレート:乾燥

もはや5位どころではない量で、動物性たんぱく質が使用されているのがわかりますよね。ちなみに言うまでもないのですが、オリジン(Orijen)の全商品が、「ファースト5」は徹底的されていました。

グレインフリーで犬に必要な栄養素がぎっしり詰まっているんだから、そりゃアレルギー(皮膚炎や涙やけ)も減って、食いつきがよくなるのも頷けますよね。

 

オリジン(Orijen)のインスタグラムでの良い口コミ5件

美味しいものを食べて良い体を作れるんだよ!

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お腹の調子が安定しているというだけでも安心♪

消化しにくいでんぷん(ポテト)を不使用にしてくれたんだね!

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食いつきが悪かった子が食べてくれるほどの味なんですね♪

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美味しいものだったら咀嚼しますぅ~!食べたいんだもん!

インスタグラムの口コミを調べてみたところ、

  • 体がきれいに締まってきた
  • 便の調子がよくなってきた
  • 食いつきが良い

といった内容がありました。食いつきに関しては、安定の評判があるようですね。

それと、気になる口コミが2つ。

  1. 体つき、筋肉
  2. 便臭や便の状態が改善された

に関してです。これもさきほどお伝えしたファースト5の関係もあると思います。

特に体つきに関しては、オリジン(Orijen)の場合、他のフードと比にならないほど高たんぱくなのに脂質は控え目になっているので、必然的に良い筋肉が作られるのでしょう。

人間と同じで、いい肉はいい筋肉を作るんだね♪

実際にいくつかの同等フードと、たんぱく質と脂質量を比較してみました。

A社 B社 C社 オリジンオリジナル
たんぱく質量 24.0% 35.0% 22.0% 38.0%以上
脂質量 16.0% 37.0% 14.0% 18.0%以上

こうやって比較してみたら、一目瞭然ですよね。高たんぱくでも脂質まで高ければ意味がありません。逆に、低脂質だろうが、たんぱく質量が少ないもの困りもの…。

※ちなみに、Aは鶏肉、Bはラム肉、Cは鹿肉のものです。ラムや鹿肉、馬肉などの場合は高たんぱく低カロリーが実現しやすいといわれていますが、オリジンオリジナルはチキンメインにもかかわらず、秀でたたんぱく質量で脂質も抑えられていますよね!

もっと踏み込んだ話をしますと、オリジン(Orijen)は自然界での犬の本来の食事を念頭に作られているフードということもあり、ホールプレイ(丸ごと)フードを配合しています。

 

オリジン(Orijen)の基本理念「ホールプレイフード」とは?

ホールプレイ(丸ごとの獲物)フード

自然界では、犬や猫の祖先は赤肉、家禽肉、魚、内臓や骨などの獲物の最も栄養価が高くジューシーな部分を食べていました。そこで私たちは、全てのレシピにこれらの丸ごとの動物原材料を使用しています。

引用元:オリジン(Orijen)公式サイト

人間からしたら、肉=栄養素という考えがあるでしょうが、実は犬は内臓が大好きなんですよね。(実際にトライプ使用のドッグフードもありますし)。

ちょっと余談ですが、狩猟犬は自分が仕留めた獲物を、猟師さんからご褒美として噛ませてもらうんですが、一直線に仕留めた獲物の内臓(腹部~股上)に噛みつきます。本能的に、獲物の一番栄養素が高い部分に食いつこうとするんですね。

(※気になる人はYouTubeなどでも実際に動画があります。若干、閲覧には注意いた方がいいですが…)

獲物の内臓には犬にとって消化吸収に良い栄養素がたっぷりあるので、これを捨てずにちゃんと活かして使っているのが、ホールプレイの良いところなんだと思います。

動物の胃の中の消化中の食べ物には犬に合う酵素や乳酸菌があるんだ!

つまり、アレルギーが出かねない乳製品由来の乳酸菌などを配合するよりもよっぽど体に吸収されやすいんです。だからこそ、お腹の調子が安定して、便の状態がよくなったり、消化不良による便臭もしなくなったのでしょうね。

フードで副産物を使用していないことを売りにしているフードもあります。しかし、副産物は肉の部分以外すべて、レバーなども含めたすべての部位を意味しており、栄養価が高い部分も含んだ表現です。ですので、副産物を含まない=良いとは一概には言えません。

副産物で使用しない方がいい鶏肉のトサカや足などは、いくらホールプレイとはいえオリジン(Orijen)も省いてありますし、犬本来の食事を考えたら、こういう内臓の使用も有効ということなのですね。

 

オリジン(Orijen)のその他ネット上の良い口コミ5件

すごい!メーカーも嬉しいでしょうね!

トッピングなしでも食べたくなるほどなんですね!

胃腸が安定したのは嬉しい!

粒が大きくてもチワワでも食べるんです!

便の香りが良くなったのはタンパク質がいいから!

その他の口コミを確認してみたところ、

  • 小型犬でもしっかり噛んで食べられている
  • トッピングしないと食べない子がフードだけで食べてくれる
  • 便の状態が改善された
  • よく食べる!食いつきがいい!

という内容が多かったです。インスタグラムでもあったように、食いつき・お通じは文句なさそうな印象を受けますね。

中には、ドッグフードメーカー冥利に尽きる「お腹も毛艶も良好で替える理由も見つからないなんて意見や、チワワでも食べるなんて声も!

オリジン(Orijen)オリジナルは「全犬種・全世代向け」という扱いになっています。姉妹品のアカナ(ACANA)でもありましたが、製造メーカーであるChampion Petfoodsのフードの粒は直径10mm~13mmのコイン型で、他のメーカーのものより大きめです。

見慣れていなければ、

こんな大きくて食べられるかな!?

と驚く人もいると思います。もちろん、大きくて食べようとしない子もあるでしょうが、食べれなくはないんですよね。実際に調べていても、チワワをはじめ、トイプードルやマルチーズ、パグにミニチュアダックスなども平気で食べてましたし。

  • 噛む力が弱い
  • 歯に不具合がある子
  • 超小型犬
  • パピーで歯が生えそろっていない

などの場合は、たしかにフードのサイズも大事な選定ポイントなのですが、元気な成犬の場合は、しっかり噛んで食べることも必要です。

しかも、オリジン(Orijen)は食いつきの良さが人気なフードで、トッピングしないと食べなかったような子ですら食べるんですから、「食べたい!」という気持ちを引き出せているのかもしれませんよね♪

しっかり噛んで良質なタンパク質が取れているから、消化もスムーズにできて(消化不良を起こさず)、便臭も軽減されたのだと思います。サイズが気になる方は、フードクラッシャーも販売されているので、使ってみるのも手ですよ!

 

オリジン(Orijen)の中立~悪い口コミを5件まとめました!

割ったりふやかしやりしてみてもらえると嬉しいのに~…

給餌量を少し減らして、ゆでた野菜やお肉をトッピングして!

今は調べてもどこのフードも値上がりしてるんですよね…

太りやすいかもだけど運動もしてあげてね♪

買いたいのに買えないのは少し不便かも…。

オリジン(Orijen)の口コミを調べている中で、いくつか中立〜悪い口コミに該当するものも見つかりました。

  • カロリーが高い(太りやすい)、給餌量が減る
  • 値段が高い
  • 食べなくなってしまった
  • スモールブリードの購入先がわからない

「高い」という口コミは必ずあるのですが、これまでご紹介してきたように、ファースト5やホールプレイフード、完全グレインフリーということを加味したら、致し方ないと思います。

特に近年、飼料価格が高騰してドッグフードの値上げラッシュが続いたので、オリジン(Orijen)だけ高くなったという話でもありません。

それと、食べなくなってしまったとありますが、この口コミの内容が「パピー」とのことなので、成犬に近づいてきて食べる量が必要なくなっただけの可能性もあります。成犬に近づくほどに体ができあがると、食べる量も落ち着いてきて、パピーの頃ほど食べる必要がありませんし。

パピー期は体づくりのために栄養がたくさん必要なんだ!

それに、どんなフードであっても食べなくなる、飽きてしまうという子もいます。

ですので、食べなくなってしまった場合には、オリジン(Orijen)のみならず、

    • ふやかして香りが立つようにして、愛犬の食欲をそそる
    • 鰹節や茹でたささみなどをトッピングする
    • ウェットフードを混ぜてみる

などをするだけでも、食いつきが変わってくることもあります。

あるいは、保管環境・状況をしっかり徹底してあげるようにも注意してみるとよいでしょう。フードの保存方法が悪くて香りが落ちてしまっていたり、酸化して鮮度が落ちていたりする可能性もあるからです。

こういったフードの劣化が原因で、食べたがらない子もいます。人間の何千倍もの臭覚能力があるとも言われていますから、敏感に感じてしまうのでしょうね。そういった意味でも飼い主さんも、フードの保管には工夫が必要とされます。

 

オリジン(Orijen)はカロリーが多くて太りやすい?

気になるのは、太りやすいという内容の口コミです。実際に確かにオリジン(Orijen)は他のフードに比べるとカロリーが高めではあります。実際に、同じチキンメインの他社の同等レベルのフードと100gあたりで比較すると、

A社 B社 C社 オリジンオリジナル
375kcal 343kcal 351kcal 386kcal

ぶっちぎりでオリジン(Orijen)のカロリーが高いですよね。ちなみにオリジン(Orijen)スモールブリードに至っては、390kcal。太りそう…という意見もあるでしょう。

もちろんカロリーが高い分、給餌料も減らすことになるので、

いつもより量が減ってお腹空いてるかも…

と心配になる人もいるでしょうし。たくさん食べさせてあげたいという思いがある飼い主さんにとっては、酷に感じるかもしれません。

しかし、食が細いワンちゃんもいて、いかに少量で栄養を取らせようか…と悩んでいる人もいますし、お腹いっぱいにさせてあげたいからといって、栄養価の低いドッグフードで量を食べさせるというのも間違いです。

オリジン(Orijen)のカロリーが高いのは、動物性たんぱく質が多いわりには低脂質とはいえ、他のフードよりも脂質は高めであることが一番の理由だと思います。ただし、肥満の原因はフードのカロリーや脂質量だけではありません。

  • 糖質や炭水化物が多い
  • 愛犬の運動量・散歩量不足
  • ライフステージや体調による基礎代謝の低下
  • おやつを1日の総カロリーとして考えていない

なども肥満の原因です。炭水化物や糖質はおやつに多いので、注意しなければなりません。

むしろ、カロリーが高い分、愛犬をしっかり運動(散歩)してあげよう!と考えれば、犬と飼い主さんのコミュニケーションの回数も増え、運動するほどにお互いの健康にも貢献してくれます。(愛犬の足腰が丈夫な場合)

  • お腹が空いていたらかわいそうだし、食べたそうにしてるから
  • 可愛いからついつい甘やかしてしまって…
  • 見た目に美味しそうなおやつがあったから買っちゃって…

と、ついつい必然以上の量を与えてしまっていることってありませんか?

最初は少なくて大丈夫かな?と思うかもしれませんが、栄養が足りないわけではないため、犬も慣れたら落ち着いてきます。どうしても、少ないのが心配というのであれば、既定の給餌量をより少し減らしてその分、

  • 茹でた野菜やささみ、果物をトッピングする
  • カロリーの低いウェットフードで量を増やす

などで対処も可能です。ちなみに、オリジン(Orijen)のよくある質問にも同様の質問がありました。

Q. 肥満気味のペットに、オリジンのペットフードを与えても大丈夫ですか?

はい。オリジンのフードの特徴は、タンパク質からのエネルギー供給が多く、炭水化物からのエネルギー供給が少ない、生物学的に適正な配合にあります。炭水化物を過剰に摂取すると(多くの場合)、体脂肪に変わりやすくなります。タンパク質は、炭水化物と同じ量のエネルギーを供給しますが、体への影響は大きく異なります。炭水化物と違ってタンパク質は生命維持に不可欠であり、生物学的に適正なエネルギー源です。肥満気味のペットには、オリジン フィット&トリムがお勧めです。

引用元:オリジン(Orijen)公式/よくあるご質問

カロリーが気になる場合は、ダイエットフード「フィット&トリム」も販売されています。これなら、カロリーは353kcal/100gなので安心です。ちなみにダイエットフードなのに、たんぱく質40%・脂質13%なので、超優秀な栄養素のあるフードだと思います!

なお、新しく出たスモールブリードが買えない?という口コミについては、追って「オリジン(Orijen)はどこで買える?」にて詳しく解説しますね。

 

オリジン(Orijen)は栄養バランスがあまりよくない?

口コミとは少し違うのですが、他のドッグフード紹介サイトで、オリジン(Orijen)は栄養価が低いという記載がありました。

個人的にひっかかったので確認してみたのですが、確かに原材料一覧を見ると、他のドッグフードよりもたしかに、サプリメント的な添加物の使用が圧倒的に少ないことがわかります。

A社 B社 オリジン(Orijen)
ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD3、ビタミンE、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅、メチオニン(22種) グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素、ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、乳酸菌(11種) 亜鉛、銅、ビタミンB1、ビタミンA、ビタミンD3、ビタミン、 エンテロコッカスフェシウム菌 (7種)

しかし、これは悪いことじゃありません!

オリジン(Orijen)は成分表に表記していないだけで、添加物を使用しないでも十分に配合されていると主張しています。

Q. オリジンのペットフードにはアミノ酸やビタミン、ミネラルなどの栄養素は添加されていますか?

オリジンのフードは、動物たちの祖先の食生活を反映して新鮮な肉、内臓、骨をホールプレイ(丸ごとの獲物)の量で使用しているため、原材料一覧に合成成分を長々と記載する必要がありません。内臓には、すべての必須ビタミン、ミネラル、健康的な脂肪、必須アミノ酸など、愛犬・愛猫の成長に必要なほぼすべての栄養素が凝縮されています。腎臓、レバー、胃などの内臓には、鉄、銅、マグネシウム、ヨウ素などのミネラルが豊富に含まれており、脂溶性のビタミンA、D、E、Kも含まれているため、自然の摂理に沿って犬や猫に栄養を与えることができます。そのため、私たちのアミノ酸やミネラルの大半は、保証成分や主要成分値には記載されていても、原材料一覧には記載されていません。

引用元:オリジン(Orijen)公式/よくある質問

他のドッグフードサイトで栄養バランスがよくない評価を受けていたのは、オリジン(Orijen)の原材料表をうわべでしか見ていないからだと思います。

考え方はそれぞれですが、オリジン(Orijen)は犬が本来食べるもので、栄養バランスを整えるという理念がありますので、わざわざ添加しない考えです。表示義務があるわけではないので、書いていないだけということがわかります。

実際に、オリジンを食べていたことが理由で、栄養バランスが悪いがために不調が起きたなんていう口コミは一切ありませんでした。栄養バランスが悪いという情報よりもむしろ、栄養価が高いという声の方が多かったので、こういった情報には注意して見定めるようにしたいですね!

 

オリジン(Orijen)の口コミまとめ

オリジン(Orijen)の口コミの良いも悪いも見てきましたが、トータルバランスからしても良いフードだと思います。全商品がグレインフリーですし、高タンパク質なのでオールステージで安心して与えられるというのもメリットですしね。

口コミを見る限りでも、アレルゲンといわれるものの配合はありません。実際に、

  • 食いつきが良い
  • 涙やけが改善した
  • 毛艶がよくなった
  • 便の状態がよくなった

という意見も多いので、アレルギー症状が出なくなり、消化しやすいものになったことで、不調が軽減されていることもわかります。

また、カロリーの高いので、給餌量が減るということは気を付けておいた方がよさそうです。

ただ、口コミにはなかったのですが、少し気になったことが2つ。

  1. 動物性たんぱく質として、卵が配合されている点です。卵にアレルギーがある子もいますしね。
  2. 使用されている食材が多いという点。これは、メリットでもありデメリットになることもあるので注意が必要です。

デメリットは、万一アレルギー症状が出てしまった場合、アレルゲンの特定が難しくなってしまうこと。反面、メリットはアレルギーが出るリスクが下げられることです。どちらがいいのかは、愛犬の体質によります。

ですので、アレルギー症状が出やすい子の場合は、オリジンは避けた方が良いのかもしれませんね。

また、原材料に塩が配合されているのですが、成分などを確認してみても、塩化ナトリウム(=天然添加物の塩)も配合されていないので、逆にミネラル分を補うために配合されているだけだと思います。ただし、腎臓が弱い子の場合は塩分を避けた方がよいでしょう。

 

オリジン(Orijen)をおすすめしない人

これまでの口コミと解説から、オリジン(Orijen)をおすすめしない人は以下のような人が挙げられます。

  • カロリーが高いドッグフードは避けたい人
  • ドッグフード以外にもおやつなどを与える習慣がある人
  • ドッグフードにお金をかけたくない
  • 国産のドッグフードを選びたい人
  • アレルギーが出る食べ物が多い犬を飼っている人
  • 卵にアレルギーがある子を飼っている人
  • 運動量が少ない犬を飼っている人(シニア犬を除く)
  • 腎臓・心臓に疾患や不調がある犬を飼っている人
  • 歯が弱い、顎が小さい犬を飼っている人

オリジン(Orijen)の良いところでもある、カロリーの高さはどうしても、考えてしまう人もいると思います。栄養価が高い中でももう少しカロリーが抑えられているフードもありますし、コミュニケーションでおやつを使用する人もいるでしょうしね!

また、粒の大きさがどうしても気になる人もいるでしょうし、小さめの粒のフードしか食べたがらない子もいるので、あまり大きめの粒のフードを与えたことがない人は、少量パックで試してみてから考えた方がよさそうです。

ちなみに、オリジン(Orijen)は以前はアメリカに製造工場があったため「アメリカ産」と表記されていましたが、現在では製造工場を製造メーカーの本拠地と同じカナダに移しました。そのため、現在は「カナダ産」になっています。

 原産国は、ペットフードの製造工程のうち、最終加工工程を完了した国を記載します。最終加工工程が完了した国とは「実質的な変更をもたらす行為が最終的に行われた国」のことです。

引用元:農林水産省/ペットフード安全法表示に関するQ&A

どこ産かを気にする人や、国産メーカーのフードにこだわりがある人にはおすすめできません。ただでさえ色んなお肉や野菜、ハーブが入っているいこともあるので、海外産の聞き慣れない食材が入っているものに抵抗がある人も同様です。

たくさんの食材が入っている分、アレルギーが出る可能性もありますしね。

なお、塩が配合されていることもあり、腎臓や心臓に不調がある子には注意が必要です。こういった不調がある子の場合は、総合栄養食ではなく、塩分を最小限に調整しているような療法食をおすすめします。

全体的に、悪い口コミの印象はなかったのですが、カロリー・粒の大きさ・原材料の多さ、この辺りをきにする人にはおすすめできないフードといえるでしょう。

2023年最新の人気ドッグフード10選をチェックする

オリジン(Orijen)をおすすめする人

これまで見てきた良い口コミや調べてきたことから、オリジン(Orijen)をおすすめする人は以下のような人が挙げられます。

  • 少食な子や食べてもあまり体重が増えない子を飼っている人
  • どこでも購入しやすいフードを選びたい人
  • 運動量が多い犬を飼っている人
  • しっかり食べて愛犬に健康な筋肉をつけてほしい人
  • たくさんの食材が入ったフードを探している人
  • 完全グレインフリーのフードを探している人
  • 犬本来の食事をさせたいと考えている人
  • 歯や顎が丈夫な犬を飼っている人

もともと食が細い子、不調で食欲が落ちてしまっている子、シニア犬で食欲が落ちてきた子などの場合、少量でカロリー(たんぱく質)がしっかり取れるフードでもあるオリジン(Orijen)は大変おすすめできます。

また、運動量が多い子や筋力をつけたい子にも高たんぱくなフードはおすすめです。しっかり噛んで食べて、顎や歯を発達させて、丈夫な体を作りましょう!

犬が本来食べていたものを…という原点回帰な発想を、古いという人もいるでしょうが、やはり、添加物(サプリメント)などで強化するのではなく、極力自然の食べ物から栄養素を補いたい人もいますし、そういった人の場合はさまざまな食材が取れるのも嬉しいですよね!

しっかり食べて元気に育つぞー!

それに、今では当たり前のように、コーン(トウモロコシ)やポテト(ジャガイモ)、穀物(小麦、オーツなど)を配合したドッグフードがありますが、完全グレインフリーにしているのも魅力のひとつ。

鶏肉や牛肉がダメな子のための魚メインのフードも出ていますので、主原料を選べるのもメリットです。同じメーカー商品の中でラインナップが多数あると、フードローテーションもしやすくなりますし、オリジン(Orijen)はダイエットフードでさえ、しっかりたんぱく質は確保できていますしね!

オリジン(Orijen)の公式サイトはこちら

オリジン(Orijen)の販売会社情報

販売会社名 株式会社オリジンジャパン (日本総輸入元)
販売会社住所 福岡県福岡市南区鶴田4-3-18-3F
販売会社ホームページ 有限会社 アカナファミリージャパン

オリジン(Orijen)はどこで買える?一番お得に買うには?

オリジン(Orijen)は公式(独自の)オンラインショッピングを持っていません。

オリジン(Orijen)のドッグフードを買いたい場合には、

  • ホームセンター
  • ペットショップ
  • ペットサロン
  • 一般通販サイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

などで購入することになります。店舗独自の価格もあるでしょうし、通販サイトの価格もまちまちなので、どこで買うのが一番安いのかは、正直なんともいえません…。

特に、一般通販サイトでも、正規販売店を売りにしている販売元、並行輸入品を扱っている販売元もあります。正規か並行輸入かによっても値段が異なるので、サイトで購入する際は、事前に賞味期限がいつまでのものかなど聞いてから買う方がいいですね!

正規品じゃないと、安いくても保証は対象外!

ちなみに、並行輸入であまりに破格な場合などは、

  • 賞味期限が短い
  • 訳あり商品
  • 保証対象外
  • 日本語の説明書きがない

などの可能性もあるので、注意しましょう。

正規品の場合、セキュリティラベルが貼ってあり、「日本の気候に合うよう水分等を特別調整しています」という表記がありますよ♪

新しく出た「スモールブリード」が買えないって本当?

悪い口コミでご紹介した、スモールブリードはどこで買えるのか…という件ですが、調べたところ確かに正規販売店となっている有名販売店でも取り扱いがありませんでした。Amazon、楽天、ヤフーショッピングでも見当たらず…。

しかし、一部のネットショップを含む販売店では取り扱いもあるようで…。

気になって調べて見たところ、詳しくはわかりませんが、気になる内容がありました。

もしかしたら、既存商品が並行輸入品などによって乱れつつあるので修正をしたいのか、売り込み方を変えたいのか…定かではありませんが…。詳しく分かり次第ご報告したいと思います!

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