アイムス(IAMS)ドッグフードの悪い評判から良い口コミまで徹底解説!

口コミ

アイムス(IAMS)ドッグフードは、値段も手ごろな上に取り扱う店舗も多いことから根強いファンが多いドッグフードです。

アイムス(IAMS)には猫用のフードもありますし、犬用フードだけでも年代別・小型犬用・体重管理用フード・健康維持フードなどさまざまな種類がありますがその中でも今回は、成犬用の健康維持用(チキン小粒)フードにフォーカスして、口コミをご紹介したいと思います。

しかし、その商品だけに絞ったクチコミでは情報量がそんなに集められませんでした。そのため、アイムス(IAMS)の全体的なドッグフードのクチコミにも触れながら進めていきたいと思います。

実際に調べてみると、良い口コミ~悪い評判までありました。ここではあくまでも中立的な立場で嘘なく真実を伝えていけたらと思います。

「アイムス(IAMS)」を購入しようかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。
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アイムス(IAMS)の基本情報

販売会社名 マース ジャパン リミテッド(Mars Japan Limited)
料金
  • 1.2kg 1,243円
  • 2.6kg 2,200円
  • 5kg 3,209円
  • 8kg 4,618円
  • 12kg 6,436円
  • 1.2kg×6パック 7,788円
  • 2.6kg×4パック 8,549円
配送料
  • 無料 ※Amazonのアイムス公式ショップの場合。
  • その他のネットショッピングの場合は、各販売ショップの規定に準ずる
容量
  • 単品:1.2kg、2.6kg、5kg、8kg、12kg
  • まとめ買い:1.2kg×6個セット、2.6kg×4セット
主原料 ‎肉類(チキンミール、家禽ミール)、小麦、とうもろこし
粒のサイズと形状 直径1cm~1.2cm、コイン型
カロリー 365kcal/100g
タイプ ドライ
ポイント 世代別フード・販売容量のバリエーションが豊富、1.2kgと2.6kgは小分けパックになっている
会社ホームページ https://www.iams.jp/dog-food/
購入先 公式サイトはこちら

※公式アカウントが運営するAmazonや楽天などで購入する流れ。Amazonでは定期購入が可能

※2023年5月時点、料金は税込み表示です。Amazonのアイムス公式ショップの成犬用の健康維持用(チキン小粒)内容

アイムス(IAMS)のテレビコマーシャルを見たことがあるという人は、多いのではないでしょうか?なんだか昔からあるフードで親近感を感じるという人もいると思います。

というのも、アイムス(IAMS)はもともと1946年に創設されたペットフード企業なんです。80年弱のペットフードキャリアを誇る息の長いメーカーなので、店舗・メディアなどでも目にしたことがある人も多いと思います。

創設当初は、The Iams Company社という独立したフードメーカーでしたが、その後、吸収や合併を何度か繰り返して、2015年以降ニュートロペディグリーなどを取り扱う、マース ジャパン リミテッド(Mars Japan Limited)から、販売されるようになりました。

アイムス(IAMS)の基本情報をまずはご紹介しました。なお、最新の人気ドッグフードを知りたい方は「【2023年最新】ドッグフードおすすめ10選を人気の20商品から比較!」をまず先にチェックしておきましょう。※↑クリックできます

 

アイムス(IAMS)の良い口コミをまとめました!

アイムス(IAMS)の良い口コミを15件、中立~悪い口コミを5件を「インスタ」「ツイッター」を中心にその他ネット上からまとめてみました。

アイムス(IAMS)のツイッターでの良い口コミ5件

食いつきがよくて便の状態がいいと安心しますよね

アイムスにしたら食糞やめたんですね

安くて愛犬の調子がよかったら助かりますね

高いフード=良い・合うというわけでもありませんしね!

獣医師推奨の安心感

ツイッターの口コミを確認してみたところ、

  • 他のフードよりも安い
  • 食いつきが良い
  • 食糞をやめた
  • 美味しそうに食べる
  • ホームセンターでも買える

という意見が多数ありました。

特に、「他の高いフードを頑張って与えていたにもかかわらず、それだと食いつきがあまりよくなかった。でも、アイムス(IAMS)にしたらよく食べるようになった、便が安定した、毛艶がよくなった」など、愛犬に相性がいいフードだというようなものも多いようです。

頑張って与えていた飼い主さんにとっては、肩透かし状態ですが、ドッグフードは高ければいいというわけではありませんし、高いからといって愛犬に合うかどうかもわかりません。高いものでも、あまり良くない原材料が使用されていることもあります。愛犬の体に良いことが大前提ですが、そもそも食べなければそれも困りもの…。

食べないのが一番心配ですよね

 

逆に、安くてもいいものはありますし、いくら愛犬のためとはいえ、正直、「高いフードを与え続けるのは、家計的にもきつい」ってこともあるのではないでしょうか?まして、昨今さまざまな物価が上がって、ドッグフードの見直しを考える人も増えてしますし。

それに、インターネットショッピングでドッグフードを気軽に買えるようになってきているとはいえ、ネット頼りになっている場合、万一買いそびれてしまった時に近場で売っていなくて大変な思いをすることにもなりかねません…。

しかし、アイムス(IAMS)の場合はホームセンターなどでも取り扱われていることも多いので、すぐ買いに行ける安心感もありますよね。

うっかり買いそびれた時も安心!

食いつきが良くておいしそうに食べてくれる上に、お腹のトラブルもなく、毛艶も良好という口コミもありますので、全体的に犬の興味をそそるフードなのかなという印象がありました。

 

食糞をやめたという内容に関しては、食糞の原因はさまざまあるのでフードのお陰とは断言することはできないのが本音なのですが、

  • フードのおかげでお腹が安定した
  • 消化吸収率が良いフードに切り替えた
  • フードを切り替えてアレルギー症状が落ち着いた

などでも、食糞が治まることがあります。

アイムス(IAMS)が、前に食べていたフードより相性がいいという口コミもあったように、胃腸が安定したから・体に合う栄養素になったからということで食糞をやめるケースは多いものです。

しっかり食べて、体調が安定したらそれだけでも助かりますよね!

※ちなみに、獣医師推奨という口コミについては、後で詳しくふれたいと思います!

 

アイムス(IAMS)インスタグラムでの良い口コミ5件

年代別のフードがあると助かりますよね

大袋を割安で買って小分けにしているんですね

モリモリ元気に食べる姿って見てて気持ちいい~♪

もっとたくさん食べたい~

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フードを替えて食べるようになったら嬉しい!

インスタグラムの口コミにもやはり、よく食べてくれるという意見が目立ちましたが、他にも

  • 1歳の時からずっとアイムス(IAMS)で、シニア用もある
  • 大容量パックが販売されているためコストを抑えられる
  • 高いフードよりもよく食べる

などの口コミもありました。

 

特に注目したいのが、世代に合わせたフードの多さと、販売容量の種類の多さです。

まず、世代別・ライフステージ別についてです。

アイムス(IAMS)には、子いぬ用(パピー:12か月まで)、成犬用(1歳から6歳まで)、シニア用(7歳以上)があるのですが、シニア用に関しては、更に細分化されて7歳以上、11歳以上、14歳以上の3つの展開があります。

シニア犬になると必要な栄養素が変わってきますもんね

気になったので調べてみたところ、アイムス(IAMS)はシニア犬に対する配慮に大変強い思い・こだわりがあるようです。(詳しく知りたい方はこちらをチェックしてください!)

シニア世代に突入すると、運動量が減ってきて代謝に変化が出始めます。筋力も衰え始めて、太りやすくなるので脂質のとり方も配慮しなければなりません。それに高たんぱく過ぎると心臓に負荷がかかることもありますし、ミネラル分のバランスも必要な量は異なってきます。

だからといって、シニア犬とひとくくりに考えるのではなく、シニア世代に突入する年代の7歳~、シニア期全盛期の11歳~、ハイシニア(高齢)に該当する14歳~と細かく配合を変えてあることがポイントです。オールステージ対応のフードにはない魅力といえるのではないでしょうか?

私たちの体のこと考えてくれてて嬉しい!

わかりやすくするために、表でまもめてみると、

たんぱく質 脂質 灰分
成犬用 24.0%以上 12.5%以上 9.0%以下
7歳から 24.0%以上 10.5%以上 9.0%以下
11歳から 25.0%以上 13.5%以上 9.0%以下
14歳から 23.0%以上 13.0%以上 10.0%以下

と、少しずつ配合を変えてあるのがわかりますよね!しかも、シニア犬用には、グルコサミン・コンドロイチンなどの関節ケア成分も配合されていますし、代謝を促進させる効果があるL-カルニチンも配合されていました。(通常の成犬用には配合されていません)

シニア期に至るまでにどんな生活をしてきたのかでも、理想的な栄養バランスは異なりますが、こちらが世代に合ったフードを選ぶのではなく、フードが犬と飼い主さんに歩み寄ってくれるとでもいいましょうか。

このような配慮がされていると、どのフードにしようかとあれこれ悩む手間が省けて、飼い主側としてもフードを採用しやすいですよね。

世代に合うフードを選ぶのも大事なんだね!

 

そして、小粒タイプで販売容量の大容量パックが販売されているのも少し驚きました!

小型犬用に関しては2.3kgタイプと1.2kgタイプしかありませんでしたが、通常の成犬タイプには5kg、8kg、12kgと大容量パックでの販売があるのは、選べる幅が増えて助かります。

アカナ(ACANA)のドッグフードでもご紹介しましたが、大きいパックを買って小分けにして酸化しないように保管しておくことで、フード代の節約も可能です。

物価上昇が心配な昨今では、コスパもフード選びの重要なポイントになってくるでしょうし、少量パックでしか販売されていない商品に比べたらよっぽど割安で済みます。飼い主さんにとっても嬉しいメリットといえるのではないでしょうか。

 

アイムス(IAMS)のその他ネット上の良い口コミ5件

毛艶はフードで決まると言っても過言ではありません!

動物病院で勧められたなら安心

大容量パックがあるとお得ですよね

フードでお腹を壊したら困りますもんね

多頭飼いの人にはありがたい!

その他の口コミをまとめてみますと、

  • 毛艶がよくなる
  • お通じが安定する
  • よく食べてくれる

などがありました。さきほど、インスタグラムの口コミでご紹介したように、大容量パック(8kg、12kgなど)があると、多頭飼いの人にとっても嬉しいですよね♪

これまでの口コミにも、お通じの安定や毛艶についての内容は多数ありましたので、やはり定評があるということなんだと思います。

実際に原材料を確認してみると、

  • 整腸作用が期待できるフラクトオリゴ糖が配合されている
  • 被毛ケアができるフィッシュオイルが配合されている

ことがわかりました。

食べることで体調ケアができるのは嬉しいね♪

被毛ケアにいいフィッシュオイルからは、不飽和脂肪酸を吸収することができます。不飽和脂肪酸は食べることでしか摂取できない成分なので、フードに配合されているか否かはフード選びとしても重要なポイントです。

また、フラクトオリゴ糖は腸内の善玉菌のえさになる成分ですので、愛犬の胃腸に不安がある場合にもおすすめできます。オリゴ糖などが未配合なフードも多いので、これはアイムス(IAMS)のメリットといえるでしょう。こういった体のケアができるだけでも安心材料になります。

 

そして、配合されているチキンオイルのお陰で、フードの風味がアップして、食いつきも一層よくなっているのでしょう。

フードの香りひとつで食いつきって変わるんですね!

 

これまでの口コミを総合してみても、犬にも飼い主さんにも嬉しい工夫がされているのが伝わってきます。チキン(家禽)にアレルギーがない子なのであればという条件はついてしまいますが、パピーからシニアに至るまで、これ一本!という人がいるのも納得です。

どんなに良いフードであっても、高過ぎて家計として厳しくなってしまったり、取り扱い店舗に制限があって購入しにくいものだったり、飼い主さんにとって好ましくない条件なのであれば、与え続けることができなくなってしまいます。

フードにこだわりすぎてストレスになるくらいであれば、買いやすくいフードでちゃんと食べてくれるものを選ぶというのも選択肢のひとつです。美味しく食べてくれて、飼い主さんにも優しいということは、アイムス(IAMS)のメリットともいえますね!

 

アイムス(IAMS)の中立~悪い口コミを5件まとめました!

ちゃんと消化されていないからかも…

2016年にリニューアルされた時に劣化した?!

あまり食欲をそそられなかったのかな?

値上げラッシュは厳しいですよね…

あまり使ってほしくないものが入っている様子?!

アイムス(IAMS)の中立~悪い口コミも多数見つかりました。まとめてみますと、

  • うんちの匂いがきつくなった
  • 配合されている原材料に避けたいものがある
  • 買収されてから内容が変わった
  • 食べない
  • 値上げして高くなった

などが目につきます。

値上げに関しては、ウクライナ侵攻や新型コロナウイルスの関係で、ドッグフードの値上げがアイムス(IAMS)のみならず続いているので、これは避けられない事態です。アイムス(IAMS)だからという話ではありません。

昨今のドッグフードの値上げラッシュを考えると、フードの金額としてはアイムス(IAMS)はむしろ安価なほうなので、値段でフードの評価を下げる必要はありません。

 

値段よりも気になるのが、あまり喜ばしくないものが配合されていることです。

ということで、原材料を確認してみます。

‎肉類(チキンミール、家禽ミール)、小麦とうもろこし大麦チキンオイル植物性タンパク家禽エキス、乾燥ビートパルプ、乾燥酵母、フィッシュオイル、STPP (トリポリリン酸塩)、フラクトオリゴ糖、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、K3、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸)

引用元:アイムス(IAMS)公式のAmazonストア

避けたいものを赤字、気になるものを黄色いアンダーラインでチェックしてみました。

これらの原材料の情報から、アイムス(IAMS)の栄養素などを詳しく紐解いてみようと思います。

 

小麦・トウモロコシ・大麦はアレルギーを引き起こす可能性が高い

まず、小麦・トウモロコシ・大麦は犬がアレルギーを起こしてしまう可能性がある食材です。

犬のアレルゲンについてはこちらの記事にも記載しましたが、穀物が苦手な子も多く、特に小麦に含まれるでんぷんを消化できる酵素を、犬は持ち合わせていません

うんちの匂いがきつくなったのは、もしかしたら、小麦アレルギーで消化不良を起こしているのかもしれませんし、もともとアレルギー体質の子であれば、皮膚炎や涙やけ、お腹の不調の原因になってしまうこともあります。

アレルギーが心配な子には不向きかも…

できればこういった食材が使用されていないフードを選ぶことが好ましく、今はよくても何年か経ってから、突然合わなくなった…なんてことにもなりかねません。良質なフードかと言われると避けたい分類に該当します。

一時的に食欲をあげるため、お腹の調子を整えるためならいいのですが、長期的に食べさせるとなると、あまりおすすめはできません。

 

「ミール」や「植物性タンパク」とは?本当にいいもの?

「鶏肉」ではなく、「ミールとありますが、ミールとはフレッシュなお肉ではなく、乾燥したお肉の粉末のことを指します。

植物性タンパクは主に大豆や小麦から抽出したたんぱく質のことです。大豆も犬にとってはアレルギーの危険がある食材なので、避けたほうがベター。

質が良いたんぱく質とは言えないのでは?

良質なたんぱく質についてはこちらで触れていますが、主原料はミールではなく新鮮なお肉が主原料になっていることが理想です。フレッシュなお肉の良質なたんぱく質の方が、消化吸収率も高く、必須アミノ酸もしっかり取れますしね。わざわざミールを主原料に使う必要はありません。

とはいえ、ミールは熱加工している粉末にしていることから、細菌が完全に死滅しているというメリットもありますし、日本で販売されている=ペットフード安全法をクリアしているということなので、悪いものとまでは言いません。

しかし、犬が本来食べていたものを原材料に採用している方が安心できる人も多いのではないでしょうか?ヒューマングレードのお肉じゃないとダメとまでは言いませんが、安い理由は、ミールや小麦なでたんぱく源を補っているからとも言えます。

高けりゃ言い訳でもないけど、安いにはそれなりの理由が…

ちなみに、フードの原産国はタイとなっています。タイの鶏肉はかなり質も上がってきていて、安全性もあるとはいえど、以前、世界的にもNGな薬品が使用されていたことにより、発がん物質が検出されたり、狭い鶏舎で大量飼育さていていたりすることから、栄養価もひっかかります…。

タイ産が悪いというわけではないのですが、工場の衛生面も懸念事項です。というのも、調べてみてもアイムス(IAMS)の生産工場の衛生面などの情報が一切出てきませんでした。それに、どこの畜産農家のどんな鶏肉のミールなのかも明かされていません。

原材料の調達先の公開は義務ではありませんが、こだわっているのであれば、仕入れているお肉の質もアピールしていいはずですし…。

どこ産のどんなものなのか知りたいかも…

主タンパク源は愛犬の体・健康の要でもありますし、もう少しこだわってあげてもいいかも…と個人的には思います。

 

食いつきが良い=良いフードではない!〇〇エキス・〇〇オイルに要注意!

家禽エキスやチキンオイルに関しても、食いつきはよくなるメリットはありますが、どうやって抽出したものなのか・どの部位が原料になっているのかも少し気になるポイントです。

エキスやオイルの抽出には薬品を使用しているケースもありますし、肉ではない部位を煮込んで出たエキスだったり、食肉にはできないような副産物・残渣を使用したりしている可能性もあります。

エキスと聞くと、熱湯で旨味を煮出したスープのようなものをイメージしてしまいますが、本当にそうでしょうか?どうやって取り出したのかまでは公表する義務はありませんが、そもそも質のいい原材料を使っていれば、食いつきアップを狙ったエキスやオイルを使用する必要はありません

香りがいいから食べるだけなんだ…

チキンオイルは、風味をよくして嗜好性をアップさせる作用や、フードの製造過程で飛んでしまった栄養素を補填する役割もありますが、フードがベタベタしてしまったり、酸化して味が落ちてしまったり、カビが生えやすくなったりというデメリットもあります。

幸い、1.2kgと2.6kgは小分けパックになっているため、酸化するのは防げるようになっていますが、それ以外のサイズのものは小分けパックになっていないので、長期保存には不向きです。

繰り返しになりますが、質のいい原材料を使用していれば、家禽エキスやチキンオイルの配合は不要です。食いつきがいい=愛犬が好んで食べているという錯覚を起こさせているだけという見方もできますよね…。詳細不明の原材料が入っているものは、基本的にはおすすめはできません。

調べきれないこともあるけど、不明瞭すぎもな…

ちなみに、STPP (トリポリリン酸塩)ってなに?となる人もいると思いますが、正直なところ、「なんでこんなの配合しなければならないんだろう…」と、クエスチョンマークが頭の中に浮かびまくりました…。

調べて見たところ、STPP (トリポリリン酸塩)は

リン酸と水酸化ナトリウムから生産されるナトリウム塩です。白色の粉末で無臭です。水に溶け、エタノールには溶けない物資です。食品、化粧品、工業用用途など幅広い分野で使用されています。~中略~

用途 食肉結着剤、乳製品安定剤、かんすい原料、イオン封鎖剤、洗剤ビルダー、染色助剤、清缶剤、解膠剤

引用元:太平化学産業/化学製品情報

とのことで…。乳製品は使用されていないフードなので、乳製品安定剤としての用途ではないでしょうし。となると食肉結着剤の目的・つなぎの役割なんだと思います。しかし、小麦を使用しているし、フードをつなぐでんぷんは豊富にあるだろうに…

なぜ結着剤が必要なのかわかりません…。ミールを使用しているのでフードがまとまらないのでしょうか…。なぞのカタカナ成分には注意したほうがいいということですね。

 

メーカー内の商品の「小粒」の基準がわかりにくい…

成犬用の健康維持用フードのパッケージには「小粒」という表記があります。しかし…小粒というわりに、そんなに小さい粒なわけではありません。直径1cm~1.2cmと、比較的大きめです。

フードの粒のサイズは各メーカーで考えが違うので、小粒の割に大きいかな?というのがあることは問題ではないのですが、小型犬用の場合も同じく「小粒と書いてあります。これがややこしくて…。

こっそり「さらに小さく!」と書いてあって、調べてみたところ、小型犬設計ということで、7~8mm前後のサイズになっているようです。

でも、このメーカー側の小粒の定義がわかりづらく、同一メーカーで小粒と言っているのだから、小型犬用と通常の成犬用も同じサイズだろうと思って買ったという人も多いようで、

全然小粒じゃないんですけど…。

と、粒の大きさにビックリしてしまった…なんて口コミも見受けられました。今回の口コミには掲載してはいないものの、思ったより粒が大きいという口コミは複数あったのです。フードの粒のサイズが嫌で食べない子もいますし、口のサイズに合ったフードを選ぶのも大事なこと。

購入前に、飼い主さんにはフードの粒のサイズを確認してほしいのもあるのですが、同じメーカーの商品で小粒という表記になっていたら、どちらも同じくらいのサイズだろうと予想する人も多いでしょうし、それを期待して買って、思っていたサイズと違ったらショックもあるでしょうし…。

メーカーがもう少し粒のサイズをわかりやすいようにしてほしいな…とも思います。公式にもパッケージにも、フードの粒のサイズが何ミリかといった情報もありませんでしたので、これでは困惑する人がいても仕方ないのかな…と思いました。

 

「ラム&ライス」バージョンにもチキンは配合されている

結論から先にお伝えしますと、ラムだからってアレルギー対策ができるフードではありませんので、気をつけてください。チキンメインのフードだけではなく、ラム&ライスバージョンもあるのはいいのですが、ラム肉使用とはいえ、ラムだけというわけではありません。

実際に、原材料を確認してみますと、

肉類(チキンミールラムミール家禽ミール)、とうもろこし、小麦、大麦、チキンオイル、植物性タンパク、米、家禽エキス、乾燥ビートパルプ、乾燥酵母、フィッシュオイル、STPP(トリポリリン酸塩)、フラクトオリゴ糖、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、K3、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸)

引用元:アイムス(IAMS)公式Amazonサイト

肉類の詳細に、ラムだけではなく、チキン・家禽ミールも配合されているのがわかります。

一般的なフードだと、ラムなど他の原材料をアピールする理由として、

などがあり、チキンにアレルギーがあって避けたいから、ラム肉フードに切り替えることもあるのではないでしょうか?実際に、アレルギーがある子にはラム肉フードが良いという説明をしているサイトもたくさんありますし。

アレルギー対策にラムバージョンを採用しよう♪

と、意気揚々とラムバージョンを買ったのに、チキンが入っているのであれば、アレルギー対策ができているとはいえません…。ちょっとだけチキンの摂取する量が減らせているだけです…。

つまり、チキンアレルギーの子の場合は、アイムス(IAMS)のフードは一切NGということになってしまいます。もちろん、ラムを与えるメリットはそれだけではありませんが、アイムス(IAMS)はアレルギー対策フードとしてはおすすめはできません。

 

リニューアルで酸化防止剤が「避けたい添加物」に変更された

口コミにもありますが、アイムス(IAMS)は2016年のバージョンアップの際に、大きく劣化してしまっている点がいくつかあります。バージョンアップではなく劣化と断言している人も、多数見受けられました…。

その中でも、一番ひっかかるのは、酸化防止剤として以前はローズマリー抽出物を使用していたにも関わらず、リニューアルを機にBHA、BHTに変わってしまったことです。

BHAやBHTは発がんリスクがあるとされており、大量摂取を毎日しなければ問題ないとは言われているものの、できれば率先して与えたくないかな…という添加物でもあります。

え!そんなもの食べてるの?あたち…

そこで、やっと獣医師推奨の話になるのですが、獣医師推奨なのは、リニューアル前の情報に基づいている可能性もあり、実際にリニューアル前とリニューアル後を比較してみますと…

リニューアル前 リニューアル後
チキン、ターキーを使用 チキンミール、家禽ミールに変更
酸化防止にローズマリー抽出物を使用 BHA、BHTに変更
亜麻仁を配合 亜麻仁を排除してフィッシュオイルに変更
トウモロコシ粉使用 トウモロコシに変更
チキンエキス 家禽エキスに変更・チキンオイルを追加
乾燥卵を配合 乾燥卵を排除
ソルガム(=タカキビ)配合 ソルガムを排除・STPP (トリポリリン酸塩)を配合

…と、申し訳ないのですが、

明らかに劣化したし、安上がりにしたでしょ?

というのが、あからさま過ぎる気が…。手間を減らして原材料を抜いたり、代替品に置き換えたりしながら、全体的に安めな原材料に差し替えてあります。

獣医師推奨というのはあくまで「当社調べ」であって、微妙なところでもあり…。獣医師推奨・獣医師監修という記載があっても、獣医師もお金のためという人もいるわけです。にもかかわらず、獣医師推奨という言葉だけが一種の”ブランド化”して、ひとり歩きしている印象がありました。

ペット栄養士など利権が絡まない人に聞いたら、推奨に値するフードとは言えるレベルではないと言うことでしょう。もしかしたら、過去にアイムス(IAMS)が評価されていた時に、獣医師からアイムスが言いといわれたことを、ずっと引きずっている人もいるかもしれませんし。

最近はこだわりフードも増えていますしね

個人的に色んなフードを見てきて思うのは、ちゃんとしたフードほど獣医師推奨をゴリ押ししていない印象があります。そんなレッテルがなくても自信があるということではないでしょうか。

パッケージの獣医師推奨という言葉や、過去に言われた獣医師の言葉を鵜呑みにするのではなく、さまざま情報が飛び交う中でも、飼い主さん自身がしっかり犬の栄養に関心を持つのも、必要な時代なのかもしれませんね。

 

アイムス(IAMS)の口コミまとめ

これまでご紹介してきた口コミをまとめてみますと、数あるドッグフードの中でも比較的安価なことや、どこでも取り扱われていることが多いため買いやすいということは、かなりのメリットだと思います。

また、安価とはいえ、フラクトオリゴ糖が配合されている点や、毛艶や皮膚のことを考えて、フィッシュオイルが配合されていることもあり、胃腸や被毛のケアの効果も期待できるのは嬉しいポイントです。

それに、販売容量が1.2kgと2.6kgのタイプは小分けになっているので、フードの乾燥や空気に触れる酸化の防止もできます。

小さい子の場合は、少量パックでも食べきるのに時間がかかるもんね

多頭飼いや、小型犬でも大きめの子の場合は小分けになっていなくても、食べきる時間もかからないでしょうから、大袋を購入してもいいですしね。ちなみに、愛犬のごはんの給餌量については、パッケージの目安を参考にするのではなく、しっかり計算して与えるようにしましょう。

給餌量の計算の方法はこちらに記載してありますので、参考にしていくださいね!

ただし、メリットもある反面、栄養価や使用されている原材料に関しては、気をつけたいこともありました。トータルの成分としては、AAFCOの規定・ペットフード安全法をクリアしているのですが、良質な栄養素かという点では疑問も残ります。

長期的に見ると与え続けない方がいい成分もあるかも…

色んな世代に合わせたフード展開があることや、体重管理用フード、ラム肉使用バージョンもあることはいいのですが、BHTやBHAの長期摂取や、主原料がお肉や魚ではないことを考えると、愛犬のこの先の健康状態も心配になる面があるのは否めません。

小さめな粒のフードしか食べたがらない子や、リニューアル前のアイムス(IAMS)のクオリティーを求める人からすると、ガッカリ…ということもあるようなので、しっかり成分を確認して、納得のいくものを与えられるようにしておきたいですね。

 

アイムス(IAMS)をおすすめしない人

これまでの口コミをもとに、アイムス(IAMS)をおすすめしない人は、

  • グルテンフリー・グレインフリーのフードを探している人
  • 野菜やフルーツが配合されているフードを選びたい人
  • 酸化防止剤のBHT・BHAなどの添加物を気にする人
  • 良質なたんぱく質のフードを選びたい人
  • アレルギー対策ができるフードを探している人
  • 国産のドッグフードを選びたい人
  • アクティブな犬を飼っている人

などが挙げられます。

着色料は使用されていませんでしたが、残念ながら、アレルゲンが目立つので、アレルギーが出やすい子を飼っている人や、アレルギーに備えてフードを選びたい人などは避けた方がいいと言わざるを得ません。

また、野菜やフルーツなどがほぼ配合されていないため、天然由来の添加物とはいえ、あまりにビタミン類やミネラル類の添加も目立ちました。

たんぱく源もお肉や魚ではないことも、愛犬の筋力をサポートするのに良い食材かというと疑問は残りますし、ある程度アクティブな子には不向きといえるでしょう。

たんぱく質だったらなんでもいいわけじゃないんですよね

全体的に原材料を確認してみましたが、避けたい添加物が配合されていましたし、リニューアル前のフードと比べると、どうしても質が落ちてしまっている印象があります。食いつきがいい=良いフード・愛犬が好きなフードというわあけではありません。

 

少なからず、アレルギーがある子には、

  • 小麦の使用
  • BHA,BHTの使用
  • 消化しにくい主原料(ミール)

であることから、アイムス(IAMS)はおすすめできませんので、カイカイがあったり、涙やけがあったりするのであれば、避けた方がベター。

とはいえ、アイムス(IAMS)を食べている子でも、病気ひとつせずに長生きする子はいます。ですので、悪いフードとまでは言いませんが、愛犬に負担がないものという意味では、全体的におすすめはできない印象がありました。

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アイムス(IAMS)をおすすめする人

これまでの良い口コミをもとに、アイムス(IAMS)をおすすめする人は以下のような人が挙げられます。

  • いつでも気楽に買えるフードを選びたい人
  • フードにあまりお金をかけたくない人
  • 小型犬を飼っていて、小分けになっているものを選びたい人
  • お得にネット購入をしたい人
  • 小麦やトウモロコシ、穀物にアレルギーがない犬を飼っている人
  • 各世代に合わせたフードの展開が多いものを選びたい人
  • 大容量パックがあるフードを選びたい人・多頭飼いの人
  • 添加物を気にしない人

やはり、昨今のフードの値上げラッシュの中、アイムス(IAMS)は比較的コスパの良い商品といえます。家計に優しいのは嬉しいポイントですよね。

それに、ホームセンターやペットショップ、インターネットショッピングなど、多数の購入方法がありますので、買いそびれた時にもすぐに手配できるのも助かります!買いそびれてあたふた…どこにも売ってない…という状況は避けられるでしょうし♪

また、小分けパックがあると、いつでも開封したてのフードが与えられるのもメリットです。湿気ってしまわないように…乾燥してしまわないように…とフードの管理を気にしてく必要もありません。気軽に管理ができるというのは助かります。

いつでも新鮮・カリカリだね♪

なお、大容量パックがあると多頭飼いの人にとっては大変メリットになる一面もありますし、コスパという意味では最強の味方になってくれるでしょう。

 

世代に合わせたシリーズ展開があることで、「世代が変わったからフードを替えたいけど、何にしたらいいのだろう…」という悩みも減ります。ひとつのフードで年代に合わせて切り替えていけるというだけで、飼い主さんとしてもあれこれ悩む必要もありませんしね!

ちなみに、”ネット購入でお得に”というところは、この後に詳しく触れていきたいと思います♪

アイムス(IAMS)ドッグフードの公式サイトはこちら

アイムス(IAMS)の販売会社情報

販売会社名 マース ジャパン リミテッド(Mars Japan Limited)
販売会社住所 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス7F
販売会社ホームページ マース ジャパン リミテッド(Mars Japan Limited)

アイムス(IAMS)を一番お得に買うには?

アイムス(IAMS)はホームセンターやインターネットショッピングなど、幅広い場所で購入できるフードですが、一番お得に買うにはどうしたらいいのでしょうか?

結論から先にお伝えすると、どういったルートでの購入が一番良いかというのは、その人の状況によって異なるので、断言することはできません。

ポイ活している人もいますしね♪

しかし、調べていて気づいたのですが、Amazonでは定期購入が可能で、しかも割引もあることがわかりました!

詳細は、以下、引用させていただきますが、

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とのことでした!つまり、

  • ネット購入のポイントが貯まる
  • 定期購入なので、買い忘れの心配がない
  • 追加料金も不要でいつでもキャンセルできる
  • まとめ買いで割引される

という至れり尽くせりな状況にできるわけです。

どうせ毎回同じフードを買うのであれば、こういった買い方でお得に買うことができると助かりますよね。実際に、Amazonの口コミには定期便を使用しているという声もたくさんありました。

ご家庭によって買いやすい方法は異なるでしょうが、こういった購入方法でお得に入手するのも手ですね!

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